組織で上に立つ人が知っていて損はないことがあります。
それは、知っていると、やったことがあるの違いです。
管理部に言われたこと。
新人で営業職の頃、こんな経験から。
まだ配属間もない右も左もわからない頃、いきなりお客様とご飯を食べに行くことになりました。
ちょっと飲みにいくだけだったんですが、ひとり「これが、いわゆる接待か」と、ほくそ笑んでいたんです。
当然、「いやいや、ここはボクが払います!」と店員さんには「領収書ください。」のセリフを初めて言ってのけたわけです。
しかし、次の日。
その精算をするときに、管理部からは怪訝な顔をされて、こう言われました。
「ムダな経費を使って困るよ。」と。
その領収書の背景を見ずに、ムダかどうかを判断することにムッとしました。
ボスに言われたこと。
しかし、当時のボスは、ボクにこう言いました。
「よくやった!お客様とメシを食うといろんな情報が得られるから、今後の営業に活かせ!」
そう、そうなんですよ!
さすがは、ボス。
ボスはきっと、一緒にメシを食べたことを営業に活かした経験があり、その重要性を認識されていたのでしょう。
ボクは、その言葉にとても励まされたし、有効なお金の使い方にするために、その後のアクションをしっかり考えないと!と思いました。
現場経験なくして、現場を仕切るのは無理。
さてさて。
現場経験が無い人が、組織の上であーだこーだ言い出したらどうでしょう。
いくら肩書が立派でも、現場での経験がなくて、いろんな要素が絡み合った現場での判断ができるでしょうか。
いろんな事が起きる現場で、土俵際、しっかり支えられるでしょうか。
思うに、いろんな経験をしたことが無い人は、それが良いか、悪いかが判断できません。
さらに、その背景や苦労がイメージできなんですね。
それを知識でカバーしようと、無理な話。
結局は、現場で、肌感覚で知っておくことが大切です。
◆近況報告◆
今日は、友人とランチミーティングなど。
1日1新:なし。