卸小売業のオムニチャネルで思うこと。

投稿者: | 2016年12月16日

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実店舗とECをどうやって融合させるのか?

オムニチャネルに関するいろんな話や自分の体験をつなぎ合わせて、ああでもない、こうでもないといろいろと考えています。

ボクの中でも、まだまだ柔らかい状態で、どんな画を描けばお客様のためになるのかがハッキリしていません。

そんな中、友人の伊藤良さんからおもしろい本を紹介していただきました!

オムニチャネル&O2Oの教科書

オムニを推し進める日本の卸や小売業の担当者は、自分の考えを整理する上でもとても参考になります。

ということで、ボクも今いろいろゴチャゴチャしている自分のアタマを整理しようと思います。

(書評はまたの機会に。)

オムニチャネルって良いですよね。

オムニチャネルは、「いつでも、どこでも、欲しい時に注文できて、受取りやすい場所で受け取れる」。

クーポンやポイントも、グループやお店、ECをまたいで利用できる。

そんなイメージです。

Omuni7は、その最たるものですよね。

セブンアイグループの商品が、いつでもどこでも注文できるし受け取れる、みたいなことをやっています。

けど、うまいこといっているのかな?

オムニでやることは、たったの3つ。

オムニチャネルというと、ほぼやることは決まっていると思います。

それは、たった3つ。

1 顧客一元化

2 在庫一元化

3 サービスの一元管理

お店ごとにお客様や在庫をバラバラに管理しているケースが多いので、まずはそこを一元化。

そのあと、各店でバラバラやっていた価格サービスやポイントなどを一元管理するようにします。

この仕組み、カンタンなように見えますが、いろんな事情や既存のシステムのデータの持ち方が絡むので、実現するシステムをつくるのは、けっこう大掛かりになるようなケースが多いようです。

(「連携」というキーワードで、システム会社さんは、きっと儲かるだろうなというのが個人的なイメージです。)

システムをつくればうまくいくなんていうのは幻想。

結構、大掛かりなオムニチャネルのシステム。

それさえできれば、すべてがうまくいくのでしょうか。

現場を長くやってきたボクは、全くそう思えません。

「システムさえあれば」なんていうのは、ただの幻想です。

それを、どうやって価値ある仕組みにしていくか?

システムを作って、お客さまに新たな価値を提供できるようになったとしても、お客さまと新しい価値をつなぐコミュニケーションが必要です。

もっというと、お客さまと新しい価値をコミュニケーションでつなぐために、社内コミュニケーションもそれに合わせてつくる必要があるということです。

つまりは、システムだけにお金をつぎ込んで完成させてもうまくいくはずがなく、コミュニケーションのお金も必要だということですね。

 

 

◆近況報告◆

今日は、いろんな打合せ。

1日1新:なし。