と、ある人から紹介された動画を見ていて、こんな言葉に出会いました。
「機能解説型」と「実務解決型」。
なんか、しっくりきた言葉です。
システムのパッケージって便利。
今、とあるEC系のシステムに関わっています。
システムって、B型ザックリの自分には、ちょっとシンドイところがありますが。。
そこでは、成長戦略の中で、どんな事業をどんな運用や体制で実行するのかを考えて、そこに必要な施策を実現するための機能を固め、ベンダーさんにそれを開発してもらい、実装していくわけです。
そのシステムには、機能が最初から備わっているパッケージタイプがあります。
パッケージタイプって、便利なんですね。
ECは、どこの会社もやりたいことが似ています。
クーポンを出したり、お客様をセグメントしてメールをしたり。
なので、予めそういった機能がついているんですね。
機能があれば良いってものでもない。
パッケージによっては、ものすごいたくさんの機能があるものもあります。
ベンダーさんは、その機能の説明を一生懸命してくださいます。
ここで問題があります。
自分たちのやりたいことが明確であれば、機能もハッキリしてきますが、案外やりたいことって、結構曖昧だったりします。
すると、その説明を聞いて、あれもできる、これもできる、といつしか自分たちの”やりたいこと”が機能に寄っていっていきます。
もちろん、ひとつひとつの機能は素晴らしいのかもしれませんが、組み合わせ方によってチグハグになります。
その結果、お客様が使いにくくなり、自分たちの運用も複雑になることがあります。
結局は、自分たちがしっかり考える必要がある。
ベンダーさんのプレゼンを聞いていて思うこと。
のは、機能については、ものすごく詳しいんです。
自社の製品なので当たり前でしょうが。。
つまりは、「機能説明型」で一生懸命なんです。
しかし、こちらの事業計画を理解し、具体的なアクションや特有の課題、業務フロー、体制までを全体的にイメージできる人はあまりいません。
なので、平気で「この機能は、これしかできないんです。」的な答えをされることに違和感を持ちます。
機能説明型のベンダーさんたちは、圧倒的に現場や実務の経験が少ないです。
なので、事業会社の人は、現場での修羅場をくぐってきた経験から全体を俯瞰することが大事です。
ビジネス課題を機能で説明するだけではなく、自分たちは実務を解決するのが仕事です。
もしかしたら、機能の問題ではなく、業務フローや体制、コミュニケーションだったりすることもあります。
つまりは、「実務解決型」の方が事業の中では重要なんですね。
どちらが良い悪いではなく、両方の側面がある。
システムに関わっていたら、そんなことを思いました。
◆近況報告◆
今日は、朝から打合せ三昧。夜は、少人数セミナー勉強会で、講師役です。
1日1新:なし。