【マーケティング施策のヒント】花屋さんがリピート率を圧倒的に上げる方法。(思いつき)

投稿者: | 2016年10月28日

2b561c61c2995122ed907e88e904738c_s

仕事柄、飲食店、パン屋さん、花屋さんみたいな小売店はもちろん、ヨメの使っている化粧品やアパレル通販などが、どんな施策をやっているのか?にものすごく興味があります。

自分自身でモノを買うときも、「なんでそこで買おうと思ったのか」「なんでまたそこで買おうと思ったのか」といった思考の流れや心理的なハードルを客観的に考えるようにしています。

そんな一人のオッサンのマーケティングの視点に興味を持つ人は少ないかもしれませんが、せっかくなので「あ、これはうまいな~。取り入れよう!」とか、「こうしたらおもしろいかもな」と思った施策を紹介するシリーズです。

今回は、花屋さんの施策で「こうしたらおもしろいな~」と思いついたこと。

顧客データの持ち方。

顧客リストは、商売の命です。

これに異論がある人はいないと思います。

その顧客リストには、顧客データとしていろんな情報が紐付けられています。

性別、年齢、住所、職業などなど。

お店は、そのデータを元に、お客様が喜ぶようなことを考えます。

例えば小売店で多いのは、誕生日。

「誕生日おめでとうございます!今月は10%OFFです!」みたいな施策は、よくありますよね。

どこのお店でもやっていますし、ボクの関わる事業でもやっていて、それなりに効果はあります。

花屋さんがリピートを上げる方法。

ここで、ふと考えてみました。

「もし、花屋さんでこれをやったらどうなんだろう??」

花屋さんのリピート率はどれくらいあるのかはわかりませんが、リピートをしてもらえたらいいですよね。

ここで、リピートをしてもらうためにお客さまの誕生日を聞いたとしましょう。

しかし、「今月はあなたの誕生日なので、花が10%OFFで買えます!」と言われても、「おお、自分のために買えて嬉しい!」という人はいないでしょう。

なので、リピートをしてもらうために、どういった施策を打っているのかわからないので、ちょこっと調べてみました。

すると、「接客をよくしよう!」「次回ご利用10%OFF!」「次回ラッピングサービス!」「店内を明るくしよう!」「花言葉をわかりやすく説明しよう!」みたいな施策が多いようです。

さて、あなたが花屋さんならリピートをしてもらうために、どうするでしょう?

花屋さんがリピートを上げる方法。

ボクであれば、こんな顧客データをもらいます。

それは、「本人の誕生日」ではなく「大切な人(奥さん、子供、親など)の誕生日や記念日をお書きください。」と。

そう、花というのは、大切な人との記念日や誕生日に贈るものですよね。

だから、「接客をよくしよう!」「次回ご利用10%OFF!」「次回ラッピングサービス!」「店内を明るくしよう!」「花言葉をわかりやすく説明しよう!」といった施策は、あまり意味がありません。

それよりも、リマインドをしてくれて、かつ気の利いた花を作ってくれて、かつ前月1週間前までの申込で5%OFFなどのオファーを出したら、注文してくれる可能性がきっと高くなるはず。

ボクなら「なんて気の利く花屋さんなんだろう~」と感心してしまいます。

さらに事前に注文を貰えるので、花屋さんのリスクであるロス率も減ります。

これは、飲食店や洋菓子店でも使えますよね。

これからは、本人の誕生日ではなく、大切な人との記念日を顧客データとして持つことで差をつけられるかもしれません。

 

 

◆近況報告◆

今日は、新しいパートナー企業の選定、会食など。

1日1新:なし。