KPIの設定を間違えると、とんでもない方向へ進んでしまう。

投稿者: | 2016年9月9日

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事業には、KPIがつきものです。。

ボク自身、「KPI」という言葉を使うようになったのは、ここ最近ですが。。

その「KPI」について、考えてみました。

KPIとは。

KPIとセットで使うのがKGI。

KGIは、KEY GOAL Indicator(キーゴールインジケーター)。

いわば、売上1億円とか、会員数を10万人にするといった”ゴール”です。

KPIとは、KEY Performance Indicator(キーパフォーマンスインジケーター)

これは、KGIを達成するために必要な過程を計測する指標です。

例えば、売上1億円のゴールに対して、客数を1万人、客単価を10,000円で、それを達成するための2,000円の商品を100個つくるといったようなものです。

KPIを間違えると。。

このKPIは、ものすごく重要です。

今でこそあまり無いかと思いますが、例えば、営業部では気合と根性で「売上をあげるために、とにかく訪問件数を増やせ!」といったようなKPIを設定されることがあります。

みなさんもお分かりの通り、訪問件数を増やすのは良いことですが、ただ闇雲に訪問するのでは意味がありません。

しかし、KPIを「訪問件数」とされているので多くの営業マンは、とにかく気合と根性で訪問件数増やそうとします。

朝早くから回ったり、夜遅くまで回ったり。

気合と根性は大切ですが、その結果、「訪問数は達成しているけど、ゴールである予算達成はできず、疲弊してしまう。」という目も当てられない状況になってしまうかもしれません。

壊れたストップウォッチ。

KPIを間違えるというのは、壊れたストップウォッチで素人が計測するようなものです。

壊れたストップウォッチで計測しているから遅いのに、「フォームが悪い。」「鍛え方が足りない。」と言っているようなものです。

一生懸命に走っても、そもそも測り方や測る道具が違うので、原因がわからず、変な方向へ進んでしまい、結果的に目標(ゴール)を達成できません。

そもそもの仕組みや設定のせいなのに、その人の努力や才能を原因にしてしまうほど愚かなことはありません。

ひとつひとつのKPIの設定のインパクトは小さいかもしれませんが、それがまとまると、とんでもないことになる可能性もありますね。

自分自身も気をつけたいものです。

 

◆近況報告◆

今日は、外部ミーティング、新しいシステムの検討です。

1日1新:なし。