小売業におけるオムニチャネル。
どの企業でも「アプリで何をするか?」「マーケティングをどう組み立てるか?」というテーマに対して、試行錯誤しています。
ひとつの事例としてよく挙げられる東急ハンズや無印良品のアプリ。
それらを作った長谷川氏と奥谷氏の話を聞く機会がありました。
そこで思ったオムニの進め方で大切なことをエントリー。
オムニとか、何とかって言っても。
「オムニチャネルを推進しよう!」みたいなことは、どこの小売業でも言っていると思います。
しかし、実際にそれができている会社はものすごく少なく、それぞれ試行錯誤しているのが現状。
その試行錯誤をする上では、結局のところ、推進する人の情熱と覚悟が一番大事!ということ。
はっきりいって、テクノロジーとか、システムとかって何とでもなります。
それよりも、どれだけ人を巻き込めるか、反対勢力がある中で少しでも前に進めるか。
そのときに大事になってくるのが、やはり情熱と覚悟なんだと思います。
とにかくバッターボックスに立つ。
お話を聞いた2社のオムニ戦略は、とてもうまくいっているように見えます。
ボクも、ものすごくダイナミックにオムニを組み立てているので、すべてがすべてうまくいっていると思っていましたが、それは大きな勘違い。
ものすごくたくさんの失敗と小さな成功の積み重ねが、今のうまくいっている状態を形作っています。
その表面だけをみて、多くの会社は、やれ「CRMだ!」やれ「MAだ!」と叫び、業務改革やらデータ統合やら、大がかかりなことを進めたがります。
これは、いきなりホームランを狙うようなもの。
うまくいく可能性は、ものすごく少ないです。
バッターボックスに1回立って「ホームランを狙う」ではなく、とにかく1000回でも100000回でもバッターボックスに立って、ヒットを打とうとする姿勢に感服しました。
そりゃあ、やってみなけれりゃ、わかりませんもん。
オムニチャネルを推進するために大切なこと。
小売店がオムニチャネルを推進するには、既存のシステムの事情による業務フローや投資金額の大きさ、評価システムや組織体系など、いろんな問題があります。
その問題にぶつかるたびに気力が失われ、なかなか推進できずにいる会社もものすごく多いはずです。
逆にいうと、その中でオムニを推進できる会社は、業界でも優位に立てるはず。
で、ボクがオムニを推進するために大切にしようと思ったことは、たったの2つ。
ひとつは、情熱と覚悟。
ふたつめは、スピードを出せる柔軟性を持った思考と仕組み。
もちろんプロモーションのテクニック的なことや導入するシステム、テクノロジーの選定のポイントもあります。
しかし、何よりも、この機能、あの機能、このサービス、あのサービスを小さく試して、うまくいったことを残していくことが、これからの小売業のオムニに大切なことだと思いました。
◆近況報告◆
今日は、子ども達の夏休みの宿題や習い事など。
1日1新:なし。