以前、プレイングマネージャーとして仕事をしていた頃、とにかく仕事があちらこちらから降ってきました。
急なお客様からの問合せや意図しないクレーム、社内の提出資料、部下のフォローなど。
なかなか自分ではコントロールできないために、常にパツパツな状態でしたが、あるとき諸事情により残業ができなくなりました。
何とか効率化しようと努力した生み出したやり方が、「分ける」、「マネる」、「頼む」です。
まずは、分ける。
仕事が一気に降ってくると、それだけでテンパってしまいます。
ひとつひとつこなそうとしても、また次から次へと降ってくる。。
キャパの小さい自分は、3つ以上が一気にくると、それだけでアタフタ。。。
しかし、そこで冷静になって落ち着いて考えると、それらの仕事は、実はいろんな要素のまとまりです。
なので、たとえ時間がかかっても、それぞれの目的をちゃんと整理し、要素を分解して、フローを紙に書くようにしました。
で、それをひとつひとつやるようにしました。
すると、重複している業務や最低限必要なことが見えてきて、やらなくて良いことを省くことができます。
次に、マネる。
とはいっても、業務が半分になるわけではありません。
そんなときは、うまくいっている人のマネをします。
それは、職場の先輩や後輩かもしれないし、本やセミナーで勉強したり、会社以外の人との交流で学んだり。
感覚的には、自分の考えと遠い人のやり方ほど、マネると効果的なことがたくさんあります。
そもそもの考え方であったり、業務の組立て方であったり。
当然すべてが自分に合う訳もないので、とにかく試しにマネてみて、効果のあることを残していきましょう。
最終的には、頼む。
最終的には、頼むことをしましょう。
人には、得意不得意があります。
上司だからといって、すべてが誰よりも早くうまくできるハズもありません。
なのにボクは、自分でやらないと気がすまない、誰かに頼むのは気が引けるという部分が先行してしまい、人にお願いできないタイプでした。
しかし、あるとき、そうも言っておられずお願いしたんです。
すると、ボクがやるより早いし、正確だし、仕上がりが素晴らしいんです。
ただ、それを見た時、ある意味とてもショックだったんです。
その人に比べて、なんて自分は仕事ができない奴なんだ。。と。
まあ、そうはいっても「自分にしかできないことに集中しよう!」ということで、それ以来、この仕事のこのデータはこの人にまとめてもらって、資料の全体構成と作成はあの人、みたいにドンドンお願いするようにしました。
その結果、、、残業はガッツリ減るし、成果は出しやすくなりました。
分けて、マネして、頼んでみる。
残業に悩む中間管理職のみなさんは、ぜひお試しあれ。
◆近況報告◆
今日からリフレッシュ休暇。家族と遊びます。
1日1新:ニセコグリーンリーフ。