お客様からのお問合せや質問をされたときに、どこまでを仕事を考えていますか?
その領域によって、その人の仕事での成長度合は変わってきます。
売場を聞かれたら。
例えば、お客様から「ボールペンはどこにありますか?」と聞かれたとしましょう。
あなたは、「あちらの棚にあります。」と案内するかもしれません。
丁寧な人は「こちらですので、ご案内します。」と売場まで案内するかもしれません。
そして、「お客様がボールペンの場所がわかってもらえて良かったわ~」と仕事に満足していませんか?
そこで、仕事は終わりではありません。
どこで完結と考えるか。
「ボールペンの売っている場所がわからないから、教えて差し上げる。」
一見、これで仕事は完結したように思えます。
しかし、ここで完結したと思う人、ここからが仕事だと思う人では大きな差がつきます。
お客様から聞かれたということは、「今の売場案内やPOPでは、ボールペンの売場がわかりにくい」ということです。
それならば、店頭の案内をもっとわかりやすく改善したり、WEB上のフロアの案内を充実させたりするという改善をした方が良いのです。
さらに、ボールペンだけでなく、替え芯の陳列はわかりやすいか、キャッシャーの位置はわかりやすいか、など案内全体の見直しも必要かもしれません。
そして、そこにどれだけ時間やお金をかけるかを考える必要もあります。
その微差が大きな差を生む。
「ボールペンはどこにありますか?」という質問。
たったこれだけのことですが、その質問に対して、どこまでを仕事と考えていますか?
「こっちは忙しいのだよ」と考える人はいないと思いますが、ただ教えるだけで完結している人は結構いるのではないでしょうか(自分含む)。
そこから、どれだけお客様に使い勝手を良くしてもらえるようなアイデアを考えられるか?
そのひとつひとつの積み重ねが、仕事力を鍛え、成長力につながるのだと思います。
◆近況報告◆
今日は、終日コンサル予定。
1日1新:駿河屋わらびもち。