マイナス思考というと、ネガティブな考え方というのが一般的。
でも、ボクのおすすめするマイナス思考は、ちょっと違います。
足し算の思考とパーキンソンの法則。
職場にて。
メンバーが増えたので、ゴミも増えるから、ゴミ箱も増やした方がいい。
そんなことを当たり前のように考えました。
・・・まあ、ごくごく普通の考え方ですね。
しかし、「ちょっと待てよ。」とちょっと考えなおしました。
パーキンソンの法則というものがあります。
これは、「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。」(ウィキペディアより)というもの。
それを考えるのであれば、人が増えたからゴミが増えて、ゴミ箱を増やせば、その総量までゴミが増えるかもしれない!と思いました。
ゴミ箱を増やさない選択の結果。
ここで、ゴミ箱を増やさなければどうでしょう。
メンバーは、増えました。
けれど、ゴミ箱の総量は固定されています。
捨てようとしても総量は決まっているので、みんながみんな同じように捨てていたら、すぐに溢れてしまいます。
なので、みんなゴミを減らすように工夫するわけです。
そして、ゴミを減らす→紙での処理を減らす→業務フローが変わる、という循環が起こります。
マイナス(引き算)の思考。
これを、ボクは【マイナス思考】と呼んでいます。
ネガティブなことを考える思考ではなく、今あることをマイナスすることです。
モノやスペースを足し算のように増やすのは、意外と簡単です。
ビジネスでも、例外をつくって対応することはよくあること。
しかし、ここでよく考える必要があります。
「工数が多くなったから、人を増やそう。」
「仕事量が増えたから、残業をしよう。」
そうやって増えたことに対して、「とりあえず」でどんどん増やしていくケースはよくある話。
それが整理されて積み上がっていくということは、ほとんどありません。
むしろ雑然として、収拾がつなかなくなることのほうが多いです。
なので、総量を決めて、そこに合わせていくために「マイナス」すること、「クオリティ」を上げることを意識する【マイナス思考】はおススメです。
◆近況報告◆
今日は、いろんな打合せ。
1日1新:なし。