以前、こんなお話を聞いたことがあります。
それは、世界で一番売れている本とグーテンベルクの話。
世界で一番売れている本は?
世界で一番売れている本は、、、なんでしょう?
ハリーポッターかと思いきや、答えは聖書だそうです。
ギネスブックによると、3880億冊。
経典なので、言われてみれば確かにそうだな、、ととても納得しました。
でも、経典ならば、なぜ他の宗教の経典は売れていないでしょうか?
それは、印刷技術に関連してきます。
昔は、書物はとても高価なものでした。
しかし、グーテンベルクが活版印刷を発明したことで、ガンガン印刷して一気に広まったんですね。
でも、それなら他の経典はなぜ広まらなかったのか?
それは、文字数の問題です。
聖書はアルファベットは26文字で書かれていて、活版印刷と相性がよかったんですね。
これってビジネスでも同じ。
この「聖書とグーテンベルクの話」をとても大切に考えています。
聖書の簡単な文字の構成と印刷技術が組み合わさって、爆発的に普及したわけです。
これをビジネスに置き換えるとどうでしょう。
聖書の簡単な文字構成=ビジネス要件、印刷技術=システムや現場運用、仕組みと置き換えると、わかりやすいかもしれません。
つまり、ビジネス要件が多ければ多いほど、システムや現場運用の相性が悪く、広がりが遅くなりマーケットから取り残されるというです。
ボクがシンプルに考える理由。
いろんな事情があるにせよ、その事情に合わせて、要件をたくさんつくるのは簡単です。
ただ増やして、それに合うシステムや仕組みをパワープレイで作ればいいんですから。
しかし、要件を減らす努力をしないと、広がりが小さくなり、せっかく作った仕組みが回らなくなり、ビジネスにおいて致命傷になる可能性が高いです。
ボクはややこしいことを考えられず「シンプルにしよう!」というのは、ザックリB型だからと言うわけではなく、実は「聖書とグーテンベルクの話」があるからなんです。
◆近況報告◆
今日は、仕事を休み、家のこといろいろです。
1日1新:なし。