思い込みが事業の領域を決めていると言っても、過言ではないかもしれません。
そんなことを思った、とあるプロジェクト。
エレファントシンドローム。
みなさんもご存じのエレファントシンドロームのお話。
ゾウは、子ゾウのときに大きな杭につながれます。
子ゾウは逃げ出そうと、一生懸命に引きちぎろうともがきますが、数日もすると自分の努力が無駄だということを悟り、逃げることをあきらめます。
そして、大きくてパワーを持った大人に成長しても、ゾウは自分の限界を決めつけて、小さな杭でも逃げ出せないと思い込んでしまいます。
それに例えて、人間も過去の経験をもって、自分の限界をつくってしまう。
心に蓄積された固定概念が、自らの能力や可能性に限界をつくり、できないと決めつける。
そういった例え話です。
会社員と仕事をしていて思うこと。
会社員と仕事をしていて思うことがあります。
って、自分も会社員ですけど。。。
会社員の多くの場合、例えば新しい事業を立ち上げようとブレストしても、自分の知っている世界だけで考えてしまう傾向があります。
「自分たちが買うかどうか?」で考えてしまうんですね。
例えば、高価格帯のサービスや商品ラインアップを投入しようとしても、「そんなに高いと、お客様は買わない(買えない)」と決めつけてしまいます。
それは、多くの場合、自分たちが高価格帯のサービスや商品を使ったことがないので、具体的なイメージができないことが原因です。
高価格帯でも欲しい人はたくさんいますし、そのマーケットに向けてアプローチをすればいいんですが。。
思考の枠を外したい。
自分たちのやっている事業は、ときに新しい変化をすることを邪魔します。
「新しいことに挑戦しろ!」と号令だけかけても、エレファントシンドロームにハマっている人には到底無理な話。
そもそも自分がエレファントシンドロームにハマっていることにすら気が付きません。
その人たちは、今までの概念が自分たちの事業領域に限界を規定し、自ら勝手にそのマーケットから抜け出そうともしません。
そういった思考の枠を外すこと、全く違う世界を経験をしないくては、変化に対応した事業なんか、到底つくれないなあ。。と思った次第です。
◆近況報告◆
今日は、いろんな打合せ。
1日1新:なし。