エレファントシンドロームにハマった会社員では新規事業はつくれない。

投稿者: | 2016年5月27日

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思い込みが事業の領域を決めていると言っても、過言ではないかもしれません。

そんなことを思った、とあるプロジェクト。

エレファントシンドローム。

みなさんもご存じのエレファントシンドロームのお話。

ゾウは、子ゾウのときに大きな杭につながれます。

子ゾウは逃げ出そうと、一生懸命に引きちぎろうともがきますが、数日もすると自分の努力が無駄だということを悟り、逃げることをあきらめます。

そして、大きくてパワーを持った大人に成長しても、ゾウは自分の限界を決めつけて、小さな杭でも逃げ出せないと思い込んでしまいます。

それに例えて、人間も過去の経験をもって、自分の限界をつくってしまう。

心に蓄積された固定概念が、自らの能力や可能性に限界をつくり、できないと決めつける。

そういった例え話です。

会社員と仕事をしていて思うこと。

会社員と仕事をしていて思うことがあります。

って、自分も会社員ですけど。。。

会社員の多くの場合、例えば新しい事業を立ち上げようとブレストしても、自分の知っている世界だけで考えてしまう傾向があります。

「自分たちが買うかどうか?」で考えてしまうんですね。

例えば、高価格帯のサービスや商品ラインアップを投入しようとしても、「そんなに高いと、お客様は買わない(買えない)」と決めつけてしまいます。

それは、多くの場合、自分たちが高価格帯のサービスや商品を使ったことがないので、具体的なイメージができないことが原因です。

高価格帯でも欲しい人はたくさんいますし、そのマーケットに向けてアプローチをすればいいんですが。。

思考の枠を外したい。

自分たちのやっている事業は、ときに新しい変化をすることを邪魔します。

「新しいことに挑戦しろ!」と号令だけかけても、エレファントシンドロームにハマっている人には到底無理な話。

そもそも自分がエレファントシンドロームにハマっていることにすら気が付きません。

その人たちは、今までの概念が自分たちの事業領域に限界を規定し、自ら勝手にそのマーケットから抜け出そうともしません。

そういった思考の枠を外すこと、全く違う世界を経験をしないくては、変化に対応した事業なんか、到底つくれないなあ。。と思った次第です。

 

◆近況報告◆

今日は、いろんな打合せ。

1日1新:なし。