「強みを伸ばす」は「苦手なことをやらない」ということではない。小学生サッカーのゴールキックから学ぶ。

投稿者: | 2016年5月18日

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息子には、自分よりも心が大きく、体脂肪率は低くなって欲しいと願うばかりです。

が、すでに体脂肪率は圧倒的に低く、さらに心や考え方も、四十にして惑うボクよりも大きくなっているように思います。

そんなことを感じた日曜日のサッカーの試合。

小学生サッカーは、ゴールキックがポイント。

小学生サッカーの勝負の分かれ目のひとつは、ゴールキック。

その距離や精度がひとつのポイントになります。

強いチームは、ゴールキックはキーパーが担当。

遠くへも蹴れるし、スタートを速くしてDFにパスして試合を組立てたりできます。

しかし、息子が所属するような弱小チームは、キーパーにキック力があるとは限らず、遠くまで蹴れる子が担当します。

遠くまで蹴れないと、目の前の相手にボールを取られてしまい、ゴールキックがいきなりのピンチになるからです。

先日の試合でも、息子がキックがダフり、相手へのナイスパスになってしまい失点をしました。

そこから、自分のせいでピンチになるのが嫌で、試合中に「お前が蹴ろよ!」「やだよ、失敗したら嫌だから、お前がやれよ!」みたいな、小学生にありがちな小競り合いが始まりました。。。

息子、黙々と練習する。

息子は、一応キャプテンでセンターバック。

さらに、ゴールキック担当です。

彼なりに責任を感じ、ゴールキックをキチンと蹴れるようになるために、何ができるかを考えたようです。

そして、取った行動は、ふたつ。

・コーチに遠くまで蹴る方法を教えてもらう。

・それをひたすら練習する。

息子は自分なりに、遠くへ蹴るための要素を分解していました。

軸足の位置、胸の開き方、重心のかけ方、ボールの蹴る位置、足の角度などなど。

それらをひとつひとつ修正して、遠くへ飛ぶようになりました。

朝ごはんの前に近くの公園で練習に集中しすぎて帰ってこず、ヨメのイライラが募っていましたが。。

苦手なことに真摯に取り組む。

そして、先日の日曜日の試合。

相手は、力が互角のチーム。

その中でピンチを招いていたゴールキックは、距離が出ることでチャンスが増大。

チームも安心してピンチの時にゴールキックに逃げられるようになりました。

さらに、ひとつのプレーに自信を持ったことで周りに対する声掛けも積極的にするようになり、キック力がついた息子のロングシュートも決まりました。

その結果、3-1で勝利。

「あの忘れ物キングの息子が、、」と感動してしまいました。

よく「自分の強みを伸ばそう。」と言われます。

しかし、それは「苦手なことをやらない。」ということではありません。

チームの中での役割を考えて、苦手なことにも真摯に向きあい、自分にできることを黙々とすることが大切だということを魅せつけられました。

息子が持つ思考に頼もしさを感じました。

 

◆近況報告◆

今日は、いろんな打合せ。

1日1新:なし。