「組織をつくるにあたって、一番気をつけていることは何ですか?」
そんなことを聞かれて、ボクはこう答えたことがあります。
それは、「ルーチンを徹底すること。」です。
ルーチンはやらなくてもすぐには困らない。
自分の仕事であれ、チームの仕事であれ、毎日、毎週、毎月必ずやることがあります。
いわゆるルーチンですね。
例えば、朝礼であったり、週次報告であったり、月次ミーティングであったり。
それらは、一日やらなくても、一回スキップしても、すぐに困ることはありません。
なので、「今週は忙しいし、まあ、今日はやらなくてもいいか。」となってしまうことがあります。
ルーチンはボディーブローの如し。
ボクも、急な会議や打合せなどがあると、ついこうったルーチンをスキップしたくなります。
もちろん、ルーチンを軽視しているのでは無いんですが、いろんな仕事が降ってくると、「まあ、今日くらいやらなくても困らないだろう。」という思考が頭をよぎります。
しかし、こうした思考がチームを蝕んでいくんです。
ボディーブローですね。
これを徹底しないでうまくいかない例をボクは数多く見てきましたし、実際に自分でもルーチンを徹底しないことでチームがガタガタになったことがあります。
やらない理由は簡単に見つけられる。
なぜ、ルーチンを徹底しないと、ガタガタになるのでしょうか。
例えば朝礼。
1回スキップしたところで、致命的に困ることはありません。
しかし、「ルーチンをやらない」ということは、「ルーチンよりも他のことを優先させた」ことに他なりません。
ということは、ルーチンは「忙しければ、朝礼はやらなくても大丈夫な仕事。」ということになります。
とすると、「忙しい」というのは、その人の基準や段取りによるものなので、「やらない理由」の幅が一気に広がります。
すると、面倒なことに対して、反射的に「やらない理由」を探すようになります。
つまり、ルーチンを徹底しないことにより、チームは何に対しても「日々の努力をしない理由」を探す思考になってしまうんですね。
裏返すと、「どうしたらできるか?」という工夫を考えない思考になります。
こうなると、何に対しても徹底することができなくなり、チームはガタガタになっていきます。
ルーチンの徹底は、つまるところ基本の徹底です。
なので、チームをつくるときは、ボクはこれを大事にしています。
◆近況報告◆
今日は、外部ミーティングを挟んでの打合せ三昧です。
1日1新:なし。
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