新規事業の開発に関わるときに気を付けていることがあります。
って言っても、大したことはできませんが。
「新規事業開発」は「流行り」をつくることではない。
「新規事業開発」や「新商品開発」というと、「時代に乗った一時の流行りをつくること。」と考える人が意外にも多いんです。
最先端のマーケティング手法を取り入れたり、プロモーション戦略で一気に拡散することを考えてしまいます。
確かに、波に乗って流行れば、一気にたくさんモノやサービスが売れるので、商売としてはうまくいっていると思えますよね。
しかし、流行りというのは、一瞬で終わります。
そして、たくさんモノが売れるので、ここぞとばかりに積極的に投資をしてしまい、結局マイナスになるケースがほとんどです。
たまごっち(古い。。)なんて、その典型でした。
営業時代の教訓。
営業のときに、気をつけていたことがあります。
それは、「スポット売上で数字を作らない」ということ。
スポット売上とは、ブーム的な商材を売って売上をつくることです。
(以前に同じような記事を書いていました→ブログ3knot-DAYS 新規開拓で本当に大切なのは、思考の地味な塗替え作業)
ブーム的な商材での売上は、とても大きいんです。
しかし、それは一過性のもので、すぐに沈静化してしまいます。
それよりも、取引単価が低くても、毎月流れる定番商品の獲得を積み重ねる方が売上が安定します。
さらに小さくても継続的な接触ができるため、徐々に取引を大きくすることが可能になります。
ブームより定番をつくるのが新規事業。
新規事業で「一発逆転ホームラン」的な短期で大きな売上をつくことを目指し、ブームに乗ろうとしてはいけません。
それよりも、この先需要の浮き沈みが少なく、誰でもできる定番のビジネスを、誰にもできないくらいに徹底して考えぬいて、アクションを繰り返すことが大切です。
なので、最先端で華やかなイメージとは真逆で、とても地味な作業です。
ボクが数少ない事例から思うのは、新規事業で失敗する多くは、「新規」という華やかで躍動感のあるイメージとは裏腹に、地味な作業の積み重ねしかないギャップから継続ができないことにあります。
その地味な活動の中でいろいろと工夫したり、誰もが面倒だと感じることを徹底してやることが大事です。
◆近況報告◆
大型連休も終わり、新しいサイトリリースに向けて追い込みです。
1日1新:なし。
放談形式でのお話を希望の方は、こちらからコンタンクト願います。
3knot-DAYS ★大好評!コンサルティングメニュー