下北沢カレーフェスティバルに学ぶ。競合との競争は共創である。

投稿者: | 2016年5月3日

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下北沢での商売をみていると、そこらの本を読むよりも、肌感覚でマーケティングを学ぶことができます。

先日も「下北沢コロッケフェスティバル」を開催して、大賑わい。

その前には「下北沢カレーフェスティバル」を開催して、大賑わい。

特に、カレーフェスティバルは、マーケティング的にとても参考になりました。

競合との”共創”。

ビジネスの世界では、「競合に勝つ」ためにあの手この手で戦います。

そうした戦いの中で自然淘汰される厳しい世界です。

ビジネスのフレームワークで、自社の強みや機会を把握し、そこにリソースをつぎ込んで、相手に勝つ。

それはそれで良いと思うのですが、ちょっと俯瞰してみて、競合との競争を共創と捉え、「自分たちのビジネスに活かす発想」はお持ちですか?

下北沢のカレー屋さん。

下北沢にはたくさんのカレー屋さんがひしめいています。

例えば、1店舗しかなかった商店街に、新しいカレー屋さんが4店舗できたとしたらどうでしょう。

「全部で5店舗だになるから、売上も5分の1になってしまう。。」とゼロサムで考えてしまうケースがほとんどです。

そこでおかしなコンサルとかに相談してしまうと、「じゃあ強みを洗い出して、新メニューを作り、差別化を図りましょう」みたいなことを言いだし、値下げキャンペーンを打ったりして、経営が悪化するケースが多く見られます。

しかし、実は「下北沢カレーフェスティバル」のように発想を変えることが大切です。

競合との競争から離れて俯瞰してみる。

どう変えるかと言えば、「カレー屋さんが5店舗に増えたから、この商店街でカレーがもっと盛り上がるぞ!」という発想です。

そうすれば、この「下北沢カレーフェスティバル」のようなイベントを開催し、商店街全体の来客数を大きくすることができて、各店が切磋琢磨して新メニューを開発したりして、大いに盛り上がり、カレー好きなお客様たちが喜びます。

そして、「カレーといえば○○○」のようなイメージが生まれ、その商店街の全体の来客数が増えて、各店の商売が繁盛します。

これは、自社を中心に考えるビジネスのフレームワークだけでは思いつきにくい発想です。

競合との競争を共創と捉えて、お互いに成長させる機会にする。

そんな発想が大切な時代ですね。

 

 

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